マクロビオティックまとめ

What is Macrobiotics?

第二次世界大戦前後に桜沢如一が考案した。

Macro(大きな)Bio(生命の)Tique(技術)

生命を大きな観点から捉えた健康法

日本に古くから伝わる食養生と東洋思想のベース「易」の原理を組み合わせてた玄米菜食。

健全な肉体と精神、そして病気は食べ物と環境からくるものであり、現代人の多くが病んでいるのは食の過ちによるもの。

ただ単に健康的な食事法というだけでなく、動物性食物の多い食事とそれに起因する疾病の多発、食肉を得るための多大なエネルギー浪費や環境汚染、飢餓問題、非効率的な消費や病気の増加による経済的な損失を批判し、生活そのものを改善するような平和運動を伴った思想が根底にある。


1身土不二

自分が生きている土地で採れる旬のものを食べる

2一物全体

食べ物は全体として調和し不要なものはない。

未精製の砂糖、塩、玄米などの穀物、野菜の皮、アク等も。

できるだけ丸ごと命を大切にいただく。

一つの食品を丸ごと食べることで陰陽のバランスが保たれる。

3穀物菜食

4陰陽調和

陽は収縮していく求心的なエネルギー、身体を温める。

陰は拡散していく遠心的なエネルギー、身体を冷やす。


具体的な食べ方の特徴

玄米、雑穀、全粒粉などを未精製の穀物を主食とする。

オーガニック、自然農法の野菜、豆、海藻などを食べる。

だし汁には昆布や干し椎茸を用いて鰹節や煮干しは使用しない。

米飴や甘酒、てん菜糖、メープルシロップなどを甘味として使用する。

塩はにがりを含んだ天然塩を使用する。

味噌や醤油などの調味料も原材料がオーガニックで天然醸造の物を使用する。

皮や根もなるべく捨てずに用いる。

コーヒーやアルコールは極陰性なので避け、三年番茶など刺激の少ないお茶を飲む。

基本的には玄米菜食だが厳格性を追求しない場合には、白身魚や人の手で取れる程度の小魚は少量食べてもいいとする場合もある。

とにかくよく噛んで食べる。




実はマクロビオティックの思想の元となったのは食育という言葉で有名な明治時代の医師の石塚左玄である。

石塚左玄は著書で『体育智育は即ち食育なり』と造語しは初めて食育という言葉を用いた。

食本主義

「食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり」

心と体の病気の原因は食にあるとした。

人類穀食動物論

人間の歯は穀物を噛む臼歯20本、葉類を噛み切る門歯8本、肉を噛む犬歯4本なので人類は穀食動物である。

身土不二

陰陽調和

一物全体

「白い米は粕である」として玄米主食を勧めた。



アメリカでは桜沢の弟子である久司道夫によって伝えられ、

1970年代にアメリカでは東洋思想への関心とヒッピー文化と共に広まる。

1977年には肉や牛乳の摂取が癌など生活習慣病を促進するとする大規模は疫学調査と実験結果であるマグガバンレポートが打ち出され、それを期に伝統的な和食への関心が高まり、マクロビオティックの考え方も受け入れられる。

マクロビオティックが人々の食生活を改善した功績は国際社会に高く評価され、1999年に久司道夫が日本人として初めてアメリカ国立歴史博物館であるスミソニアン博物館に殿堂入りを果たしている。


COOK YOGA TRAVEL

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